このたび、私も研究に携わった成果が、「Anisotropic patterns of nanospikes induces anti-biofouling and mechano-bactericidal effects of titanium nanosurfaces with electrical cue」というタイトルで学術誌に掲載されました。
本研究では、チタン表面に配置されたナノスパイク構造が、
• 細菌の付着を抑制する抗バイオファウリング効果
• 物理的刺激によるメカノバクテリサイド効果(殺菌作用)
を示すことを明らかにしました。さらに、電気的な刺激を与えることで、これらの効果がより高まることも確認されています。
歯科治療において、チタンはインプラント素材として非常に重要ですが、細菌感染やバイオフィルム形成が課題とされてきました。本研究成果は、インプラントの感染リスク低減や長期安定性の向上に大きく貢献する可能性があります。
今後も臨床応用に向けた研究が進展することで、歯科治療のさらなる革新が期待されます。
私自身もこの重要な研究に関わることができ、大変光栄です。研究の詳細については、以下のリンクからご覧いただけますので、ぜひチェックしてみてください。
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