荒唐無稽な空想科学映画は意外と科学的!『エイリアン』などのすでにシリーズ化された映画に加え,日本では知られざる名作も掲載されている. 「28日後・・・」ヒトがウィルス感染によりゾンビ(狂犬病因で)化す …
書評
『遺伝子は、変えられる。–あなたの人生を根本から変えるエピジェネティクスの真実』
希少遺伝子疾患の研究をしてきた著者は臨床医でもある.異形学を駆使して患者のチョットした指の長さや目の位置でEDS症候群などの奇病を安価にみわける. 左利きの人は高率で先天疾患などに罹りやすく今でも科学 …
『宇宙に命はあるのか人類が旅をした一千億分の八』
かつてジュール・ベルヌに触発されたフォン・ブラウンやコロリョフは宇宙をめざした. 少年時代”何か”がウイルスのように種を宿し,NASAの火星探査に所属する若者は”人はどこから来てどこに行くのか? この …
『クール 脳はなぜ「かっこいい」を買ってしまうのか』
ヒトは進化のうえで地位に憧れ, また逆にそれに反逆する者をヒーローに祭り上げて来た. 貨幣経済が誕生してからのコンシューマリズム(消費主義)でも無意識にそれを欲して来た. 上流志向や,反抗 …
『ダ・ヴィンチの右脳と左脳を科学する』
ベストセラー作家で自らも脳腫瘍で逝った外科医が手稿(ダヴィンチ・ノート)を手掛かりにした遺作『ダ・ヴィンチコード』(2006年映画)では絵画”最後の晩餐”に謎を込めた中世の天才 …
『シンギュラリティ 人工知能から超知能へ』
シンギュラリティとは特異点を指し,数学者チューリング(映画 ImitationGameのモデル)はAI(人工知能)と人の解答が出題者見分けがつかなくなる日が20世紀末には来ると予測した. ム …
『生命の閃光: 体は電気で動いている』
皆さん,最近ビビビッと来てますか? 生体は,(-)イオン(CI)と(+)イオン(Na, K, H)を駆使し,電気の役割はハイブリット車より大きい. 組織内にはKイオンが, 外にはNaイオンが多く,隔 …
『微生物が地球をつくった -生命40億年史の主人公-』
現在の多細胞生物はすべての材料(Cell Staff)や動力源(ミトコンドリアや葉緑体)、細胞接着、公共機能(微生物群落のクオラムセンシングから)等の仕組みを微生物から拝借して進化している。 …
『カルチャロミクス 文化をビッグデータで計測する』
知財の保存は古く先史代,羊飼いが小石(計算calculs:歯石の語源)を用いて頭数を記録(アーカイブ)したのに遡る,石窟壁画の象形は文字となり,書籍や新聞など,現在までに膨大なデータとなった.著者らは …
『ヒトラーの科学者たち』
2つの世界大戦はドイツ最高峰の科学者たちを翻弄した. ロンドン空襲のV2ミサイル開発のファン・ブラウンはユダヤ人虐待の汚名を背負い戦後米国に帰化し,アポロ・ロケットを月に導いた.一方,アインシュタイン …