インプラント周囲組織の再生

2019年 12月 22日(日) 東京国際フォーラム G 会議室

主催:ITDN-Tokyo(Implant Tissue engineering Dental Network-Tokyo)

インプラント治療が普及した今日、多くの歯科医師が研鑽を積み一般開業医においても幅広い治療が行われております。インプラントの早期の安定性やインテグレーションの獲得は20 年前に比べ格段の進歩がみられます。このような状況の中、周囲組織の再生や安定による審美や良好な長期予後の獲得が臨床家やメーカーに求められています。これらは生体応答や生物学的リサーチを考慮した基礎研究のなかに臨床のヒントがあると考え、下記のテーマでセミナーを開催致します。真理探究する多くの先生方のご参加を心よりお待ちしております。

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すごく科学的 SF映画で最新科学がわかる本

荒唐無稽な空想科学映画は意外と科学的!『エイリアン』などのすでにシリーズ化された映画に加え,日本では知られざる名作も掲載されている.「28日後・・・」ヒトがウィルス感染によりゾンビ(狂犬病因で)化する. ケータイから得たビッグデータでAIをヒト化させ, ヒトを逆テストする「エクス・マキナ」(元機械?).NASAのアドバイザーでもあるリドリー・スコット監督の「オデッセイ」では,ヒトは火星環境に順応できるのか?「猿の惑星」では,98.5%ゲノムが一致するチンパンジーにヒトゲノム
を脳移植すればサルの地球支配も可能? 本年視覚化されたブラックホールを利用し,タイムマシーン航法で五次元ワープして人類を救う『インターステラー』.どうも,ヒトが強く思い描く思念は空想映画をみている間に現実化しそうだ!

UCLA 西村 一郎先生 講演会 開催のお知らせ

2019/10/18 Fri. 18:00 – ワイム御茶ノ水 RoomD

四半世紀のティッシュエンジニアリングを再考する

講演要旨

四半世紀前に米国ボストンで誕生したティッシュエンジニアリング(組織工学)とは、細胞、活性因子、そして足場マトリクスを組み合わせることで組織再生するというコンセプトであった。口腔顎顔面組織の欠損は歯科領域では日常の問題であり、歯牙の再生など応用の範囲は広いと期待があった。しかしながら、分化能の大きい胚性幹細胞の使用や生体外での処理の課題など、解決しなくてはならない問題がまだある。日本では、 iPS 細胞を用いて組織分化するプロトコールが多数検討され、網膜、血小板、心筋シートなどの臨床治験が始まっている。

口腔顎顔面組織の機能回復を考えると、例えば、歯牙、歯槽骨といった硬組織に限らず、歯肉、歯根膜さらに表情筋や運動神経、感覚神経を含む複合組織から成立していると考える。このため、これまでの組織工学コンセプトから、複合組織エンジニアリングへのパラダイムシフトが必要と考えている。

2017 年、ノーベル医学生理学賞が体内時計の分子生物学的メカニズムの解明に授与された。体内時計は脳下垂体にあるsuprachiasmatic nuclei で生体ホメオスタシスを厳密に制御している。抹消組織、たとえば骨髄由来の間葉系ステムセルも独自の時計遺伝子を発現している。さらに、チタンインプラントのような環境因子が時計遺伝子発現に大きく影響することがわかった。体内時計は生体組織全てにあり、その制御メカニズムが各々の細胞分化に関与すると考えられている。ここで体内時計を対象にした

複合組織エンジニアリングを議論したい

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『遺伝子は、変えられる。–あなたの人生を根本から変えるエピジェネティクスの真実』

希少遺伝子疾患の研究をしてきた著者は臨床医でもある.異形学を駆使して患者のチョットした指の長さや目の位置でEDS症候群などの奇病を安価にみわける.左利きの人は高率で先天疾患などに罹りやすく今でも科学者やシニスターと呼ぶ. 左脳で右手を操り心臓が左にあるのは意味がある! これは人がタンパク合成をする20種のアミノ酸が源は左巻き構造であるためらしい.だから容易なサプリ療法は要注意だ! 遺伝子が同一の一卵性双生児でさえ食生活やストレスなどのエピジェネティクスで孫や子の運命まで変わる.女優アンジェリーナ・ジョリーは乳癌に87%発症の遺伝家系で2013年SFのように病気でなく予防のために乳房を切除した! もはや運命は変えられる一富裕層の反響は凄まじく,遺伝子も保険会社では高額商品だ!

『宇宙に命はあるのか人類が旅をした一千億分の八』

かつてジュール・ベルヌに触発されたフォン・ブラウンやコロリョフは宇宙をめざした.

少年時代”何か”がウイルスのように種を宿し,NASAの火星探査に所属する若者は”人はどこから来てどこに行くのか? この広大な宇宙にいる唯一の存在なのか?”の答えを求めて未来を語る!

”何か”はアポロ計画では40万人を動員して世界を巻き込み有人月探査を,ボイジャー1号2号は175年に1度の惑星直列を見逃さずスイングバイを利用して30年かかる海王星への飛行を12年で成し遂げた.

宇宙望遠鏡でハビタブルソーンにある系外惑星を発見し,SETIや著者の専門ローバー等でのサンプルリターンにより地球外生命体の探査,そして火星移住をめざす. 太古に感染し,星空を見上げ渇望する心は, – あなたを,宇宙のかなたへ!?

『クール 脳はなぜ「かっこいい」を買ってしまうのか』

ヒトは進化のうえで地位に憧れ, また逆にそれに反逆する者をヒーローに祭り上げて来た. 貨幣経済が誕生してからのコンシューマリズム(消費主義)でも無意識にそれを欲して来た.

上流志向や,反抗のファッションやライフスタイルは,”ブランド”として消費経済の価値を高めてきた. 近年”支配VS反逆”のクールの2極は多様化により変容し, かつてのヒッピー文化やハーレー・ダビッドソンは今や主流派で高級ステイタスだ!

ミレニアム, 性差別の社会構造は崩れ, 新たに音楽産業やドットコム(IT)クールが登場した. “浪費癖”といって消費を嫌悪する考えもあるがクリーンエネルギー志向で, 高くてもプリウスがうれる今, 地位より他人からよく思われたいという自己主張(アイデンティティ)が消費本能をクスグる! さあ,きみ! つぎは何を買う?

ITDNインプラントセミナー 『応力とインプラント周囲骨の反応』

 2017年12月17日㈰、標記がITDN-Tokyo主催にて東京国際フォーラムにおいて行われた。赤松正先生(東海大形成外科教授)、吉成正雄先生(東歯大歯科教授)、芝崎龍典先生(名古屋市開業)に御講演いただいた。

赤松先生からは「顎顔面外科と審美」「顔面骨とインプラント」と題してお話いただいた。頭蓋顎顔面外科では、機能と同時に審美性も求められ、ご紹介いただいた口唇裂のZ字弁法形成術から先天性疾患の頭蓋骨縫合早期癒合症の拡張手術までの様々な症例と繊細で的確な治療内容は歯科医師にとって驚きであった。特に興味深かったのは、顔面組織欠損に対する顎顔面インプラント維持型エピテーゼについてだ。眼窩部等に埋入された荷重の少ないインプラントは、その皮膚周囲に炎症をきたすことがあるものの、長期的喪失率は高くなく喪失したのは埋入部位が放射線治療の照射範囲内である場合であったとの報告であった。またインプラント周囲炎とその喪失には、力学的および細菌学的因子の相関があると改めて実感した。最後に開閉瞼動作を付与したエピテーゼの研究から「不気味の谷」の関係性にまで広がり、会場を大いに沸かせた。

吉成先生からは「インプラント周囲骨の応力反応」についてお話いただいた。最近、AlbrektssonらはMarginal bone loss≠Peri implantitisとの内容の報告をしている。先生はオッセオインテグレーションとはインプラントを被包化する一種の異物反応(foreign body reaction)で、平衡状態においてはこれを持続するが、何らかの刺激を受けるとprovoked異物反応が起こり、インプラント周囲骨吸収を発症するとした。メカノスタット理論からみたひずみの大きさと骨の応答から当題を評価する話や、インプラントと骨の弾性係数の差で生まれる残留応力によって生じる、ストレスシールディングの問題について御解説いただいた。垂直荷重をかけたときの応力分布は有限要素解析によるとインプラント頸部に集中しており、圧縮応力に関しては当グループ代表の加藤英治先生による研究でも、生体と同解析よりインプラント頸部に同心円で皿状の力の到達と骨吸収を認めたとしている。インプラントの長期安定ために、非常に重要な講演であった。

芝崎先生からは「インプラント長期安定に寄与する矯正はあるか」についてお話しいただいた。これについて先生は1.補綴治療や抜歯対象歯とその支持組織を把握し安易な小臼歯抜歯を止める。2.歯周疾患に至る開咬や過蓋咬合の治療は積極的な下顎骨の回転を行い、不適切な咬合力を排除する。3.顎変形症患者以外にも顎口腔周囲筋機能検査を行い治療(MFT等)に応用する。この3つが重要であるとお話された。驚いたことに先生の症例にて、下顎骨の回転にて臼歯部に適正な咬合を付与した時、術前よりも咬筋の力が弱まった結果が得られ、しかしながら右左の力差は減少し安定を得られたとの報告があった。インプラント治療における咬合の安定は非常に重要であり、今後も矯正科との連携をより深める必要があると感じさせられた。

最後は企業や研究者なども交わり活発なディスカッションが行われ、大盛況のうちに幕を閉じた。私は本講演会で様々な情報を吸収できた体験が、まるで一流レストランのコース料理を完食した時の満足感に近いものに感じた。真理への探究がつづく本会の今後が非常に楽しみである。

柴田典信 Norinobu Shibata ITDN会員、千葉県 みなとデンタルクリニック

『ダ・ヴィンチの右脳と左脳を科学する』

ベストセラー作家で自らも脳腫瘍で逝った外科医が手稿(ダヴィンチ・ノート)を手掛かりにした遺作『ダ・ヴィンチコード』(2006年映画)では絵画”最後の晩餐”に謎を込めた中世の天才.

彼はほとんどの人類(左脳優位 RHHM※)とは異なる右脳優位(速算,芸術,閃き,透視,創造,時空感覚)の持ち主だった. サバン症候群や脳梁切断などでは右脳が優位となり,言語的論理を排除し,突如天才的閃きが出現することがある. 先を行き過ぎた能力(遠近法,望遠鏡,写真,映像,飛行機,ヘリコプター,銃器,潜水服,俯瞰地図,人体解剖,天文)の具体化には近代の技術と500年の時が必要だった.

彼の脳が未来型なら高等生物の種の存続期間が約120万年とすると15万歳の人類はまだ12歳. 人類の進化はまだ途上で, 超人類は異星人並みの未知の脳力になる!?

※Right-Handed Heterosexual Males(右利き異性愛の男性)に対してダ・ヴィンチはESSP(左利き同性愛の男性).

『シンギュラリティ 人工知能から超知能へ』

シンギュラリティとは特異点を指し,数学者チューリング(映画 ImitationGameのモデル)はAI(人工知能)と人の解答が出題者見分けがつかなくなる日が20世紀末には来ると予測した.ムーアの法則では1つのチップに埋め込まれるトランジスタの数は18ヶ月で倍増し,21世紀半ばにトランスヒューマニズム(人超越)を迎えるという.

しかしそれには従来の方法を脱し,より脳を理解するために生体の記憶野をμマッピングし,回路を演算し,それを外部身体化=エミュレーション(記憶の外部コピー)することが必要だ.肉体が不要となれば自己の不死化も夢ではない.だが人並みではない超AIはSF映画などでも自我を覚醒する!! 

われわれの恵となるか天才棋士の連勝も阻む敵となるのか? ―それでも創らずにはいられないヒトの,未知の一手は?

『生命の閃光: 体は電気で動いている』

皆さん,最近ビビビッと来てますか? 生体は,(-)イオン(CI)と(+)イオン(Na, K, H)を駆使し,電気の役割はハイブリット車より大きい. 組織内にはKイオンが, 外にはNaイオンが多く,隔てる細胞膜にはチャネル(水路)が埋め込まれ, 濃度の高いほうから流れるイオンを水門のように制御する. 神経細胞の稲妻の速さのデジタル信号(インパルス)は, 終末でCaチャネルを開口させ,対岸の筋線維収縮の引き金を引く. その他の細胞でも個性的なチャネルがあり, その誤作動が疾病障害や毒薬による死をもたらしてきた. 著者は, 膵β細胞のKATPチャネル異常の新生児糖尿病の仕組みを解明して

服薬による治療法を臨床化した. 動物電気の発見者Gaivaniのみならず, 古代史から007の逸話まで織り込んだ, 電気仕掛けの生体の書.